【講演レポート】顧客満足度向上(ロイヤルカスタマー創出)へと導くコンタクトセンターの新たな役割

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2023年5月16日、株式会社マイナビが開催したオンラインでのビジネスカンファレンス「TECH+ Business Conference 2023」の「Day2 小売流通業の未来」に、NTTネクシアが登壇しました。

昨今、市場競争を勝ち抜くために、顧客満足を高めるコンタクトセンターの運用が求められています。そこで、NTTネクシアは、コンタクトセンターが担う新たな役割や、顧客満足度向上につながるコンタクトセンター運用のためのポイントなどをお話ししました。

目次

コンタクトセンターが担う役割

昨今、コンタクトセンターでは、蓄積されたデータの活用や、顧客体験価値の提供が重要視されています。そのような中で、コンタクトセンターは「お客さまからの問い合わせセンター」から「顧客満足度向上(ロイヤルカスタマー創出)を担うチャネル」としての役割が強くなっていると、NTTネクシア 営業企画部の市川隼人は話します

「ロイヤルカスタマー」とは、顧客満足度が高く、継続的に製品やサービスを利用する顧客のことです。市川は、今後、企業が継続して安定収益を得るには、競合他社への顧客流出を防ぐためにも、顧客と長期的な関係を構築して、ロイヤルカスタマーを獲得することが重要であると解説しました。

コンタクトセンターで顧客満足度向上を実現するための4つのポイント

次に、市川が紹介したのが、コンタクトセンターで顧客満足度向上を実現するための、以下の4つのポイントです

  • 応答率の向上
  • 応対品質の向上
  • オムニチャネル化
  • 体制・機能の整備

応答率を改善するポイントとして、人員体制の見直しや、オペレーター業務を含むコンタクトセンター業務全体の見直し、システム化の推進などが挙げられました。また、オペレーターの対応品質は、顧客満足度の向上に大きく影響します。そこで、多くの大手コンクールで優勝・優秀賞を授賞したNTTネクシアのオペレーター品質の高さを紹介しました。

昨今、顧客からの問い合わせ方法が多様化しています。したがって、企業はチャットやSNS、ホームページなどのさまざまな窓口を用意し、顧客の行動に合わせたコミュニケーション設計(オムニチャネル化)が必要です。

さらに、顧客満足度向上のために、アフターフォロー体制の構築、社員が商品開発などのコア業務に集中できる体制の整備(非コア業務のBPO)、コンタクトセンターに蓄積される顧客の声(VOC)の分析・活用の必要性を提示しました。

体制・機能を整備して顧客満足度向上を実現した3つの事例を紹介

続いて、NTTネクシアの横川哲也と野口大介が、顧客満足度向上につながったコンタクトセンターの事例を紹介しました。まずは、通信販売(DM、機関誌、TVCM、WEB)会社での事例です。コンタクトセンター業務の委託拡大と、ロイヤルカスタマー獲得のための施策を実施したことで、顧客との強固な関係作りや、リソースの担保などの効果を得られた具体例を提示しました

次に、バックオフィス業務やコンタクトセンター運営業務の全面委託によって、コア業務に集中できる環境が構築された、別の通信販売(カタログ、DM、TVCM、WEB)会社の事例を取り上げました。

最後に、大手消費財メーカーでの事例です。当社は、複数の窓口業務を一体的に委託し、効率的・安定的なコンタクトセンター運用を実現しました。加えて、VOCの収集・分析の強化によって、商品の改善・売り上げ拡大にまで大きく貢献したと紹介しました

今回の講演資料・動画はこちらからダウンロードできます。内容に興味を持っていただけた方は、ぜひご覧ください。

まとめ

コンタクトセンターは、単なる顧客問い合わせではなく、顧客満足度向上(ロイヤルカスタマー創出)を担うチャネルとしての役割が強くなっていると、登壇でお話ししました。顧客満足度向上が実現するコンタクトセンターを構築するには、オペレーターの応答率や品質向上だけでなく、問い合わせ方法の多様化によりオムニチャネル化が必要です。さらに、アフターフォローやVOCの収集・分析を行える体制整備の重要性も述べました。

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